喜友名トト『僕は僕の書いた小説を知らない』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

 

図書館本。

 

眠ると記憶がなくなってしまう「前向性健忘」の作家が主人公。

毎朝毎朝「引継ぎ」を読んで自分の状況を理解するのは分かるのだけど、量的にそれだけで一日が終わりそうだし、理解が追いつかない気はします。

病というか症例は事実あるのでしょうが、ちょっと設定が非現実的な気はしました。

 

また、若い読者層向けにわざとそうしているのか、全体的に文章はやや稚拙な印象。

語り口調といいラノベみたいな感じで、高校生が読むのなら良いのかもしれません。

 

兄ちゃん大好きっ子な妹の存在は何だったのだろう。

メチャクチャ思わせぶりな描写が多いわりに、最後まで特に何も起こりませんでした。